「家賃よりも月々の支払いが安くなる!」
ポストに投函されている住宅販売のチラシを見ると、よくこんなセリフを目にします。
いま払っている家賃よりも支払いが安くなり、さらに家も手に入るなら、住宅を欲しいと思ってしまいますよね。
ただ、家を買う時 必ず!読む本では、そのセリフに注意が必要と言っています。
「家賃並みの支払い」に隠された罠とは?
1、毎月のローン支払額は金利水準で激変する
住宅ローンの支払額は、ローンの借入額だけでなく、金利にも大きく影響を受けます。
もしかしたら、今後金利が上昇するかもしれません。その場合、返済額は増えてしまいます。
変動金利型の住宅ローンでシミュレーションしている場合は、そのリスクも考えなければいけません。
もし固定金利にした場合は、金利が高く、家賃よりも安いとは言えないケースもあるそうなので、確認が必要です。
2、ボーナス併用払いにも注意
ボーナス払いを使えば、毎月の支払額を抑えることができます。
デベロッパー側はそこを上手く利用して、ボーナス1回分に支払う金額を多くして、月々のローン支払額を安く見せている場合があります。
この支払い方法は、ボーナスをもらえなくなってしまった時に危険なので、あまりおすすめできません。
3、住宅ローン以外にもかかるお金が多い
住宅を購入する場合、月々の住宅ローン以外にもかかるお金があります。
保証料や固定資産税、さらにマンションであれば管理費に修繕積立金など。
月々の住宅ローンの他にも、考えなければいけない項目があるので、一概に「家賃並み」の支払いとは言えないことも・・・。
しっかりその分の費用も考えて、月々の支払額を計算しなければいけないようです。
家を買う時 必ず!読む本ではほかにも、住宅購入時の確認事項を詳細に説明していますので、マイホームを検討している方におすすめの一冊です。